周辺視野の『作り方』と『維持の仕方』に慣れてきたら、

速読で
(周辺視野を拡げて)読んでいる

文章の意味を拾うための肝の部分である、

『 焦点 』と『 意識点 』の分離

を理解して、

『 意識点 』の動きを意識するように

速読訓練を進めてみてください

周辺視野で文字読めるか?

と思っている方は是非ご一読ください。



以下で多様されている

 ・『 意識点 』

 ・『 意識面 』


なる表現は、当速読ブログサイトの造語です。

雰囲気で感じ取ってください。

辞書で検索してもでてこないと思いますので、ご了承ください





まず、

この訓練に移行する対象者は、

 ・活字を前にしても常に周辺視野を維持できる方

 ・周辺視野の状態で、

   視線をある程度動かしても視界が途切れることなく、

   連続的に周辺視野を維持出来る方

 
  (周辺視野状態から少し視線を動かすと、

   一瞬視界が途切れて、ついつい中心視野状態になります。

   この状態の存在に気づき、なおかつ日常生活から周辺視野を

   維持しようと訓練されて、

   連続的に周辺視野を維持し続ける眼の使い方を習得されている方)


これら2点を熱心に行なわれていいる方々は、

文庫本の小説だと、

1分間に、2000文字~3000文字(3~4ページ)の

速読レベルの方(自分 の経験上)で、

伸び悩んでいる方になろうかと思います


なぜこの速読レベルの方を対象に訓練してほしいかと申しますと、

周辺視野の使い方に慣れていない方にとっては、

周辺視野状態で視線を動かすと、

ほんの一瞬、視界が途切れて、

中心視野状態に戻ってしまい、連続的に周辺視野を維持できない
か、

周辺視野を維持しようとする方に意識が向いてしまい、

これから行う内容まで意識を回すことが出来にくい
からです。

(訓練には段階があります。

 小学生が算数でなく、いきなり数学の勉強をしろといわれるような

 感じになってしまいますので)






それでは『意識点』の話にはいります。


普通の中心視野での読書を思い出して欲しいのですが、

活字を目で追っていても、

うわの空で活字を追っていると、

意味が全く入ってこないという経験があるかと思います。

しかし、ふと正気に戻って、

本を読むのに集中しようと、

『 意味を理解しようとする意識 』を再び目の動きに合わせると、

意味が拾えるようになった。

という経験も、合わせてあるかと思います。



ここで何となく感じてもらいたいことは、

『 焦点 』(中心視野)で活字を捉えているから

 意味が拾えているわけではないこと


『 意識点 』(意味を理解しようという意識)を向けたときに

 初めて意味が拾 えるようになること


です。


長年の条件付けで、

『 焦点 』と『 意識点 』が一致していないと

意味を捉えることができないと思い込ん でいますが、

実は、

『 焦点 』は意味の理解とは無関係で、

『 意識点 』が文章の意味を拾うことに関係がある
のです




では、

周辺視野で読書している自分に向き直ってみて欲しいのですが、

拡大した周辺視野の範囲内に活字を捉えさえすれば、

あとは、勝手に

意味を拾えるようになると思い違いをされていませんか



先ほど、

『 焦点 』と『 意識点 』の話をさせていただきましたが、

『 周辺視野 』の読書(速読)では、そもそも『焦点』が存在しません。

では、何を持って、文字の意味を拾っていけばよいのですか?


はい、

『 意識点 』を動かすことで、意味を拾って行く

のです


ここを理解していないと、

周辺視野の視界に活字が入ってきているだけで、

意味を拾うことがまったくできないという現象が起こる
のです。


例えば、

ishikiten


上図の黒点2個の部分を中心に、

4隅の①②③④の文章を周辺視野で捉えても、

意味の理解は伴いませんが、

黒点2個の部分を中心にして、

周辺視野で、①の部分にのみ『 意識点 』を

移してみてください。

そしてら、周辺視野にもかかわらず、

よりはっきり読み取れそうではありませんか?

次に②

次に③

次に④

と『 意識点 』を動かします。

もう、周辺視野状態であるなら、

とりあえず、どんな読み方でも構いません。

ようは中心視野のかわりに、

『 意識点 』を移動させるイメージなので、

文字を追うということについては、

普通の読書と対してかわらないです。


先ほどやってもらった方法は、

黒点2個を視野にいれてもらったので、

視線の動きはありませんでしたが、

通常の速読では、視線も動きますので、

よりいっそう意味を拾いやすいですし、

『 意識点 』の動かし方に慣れたら、

自分の感覚としてはゆったり見ているだけなのに、

より高速に4箇所の意味を拾えます。

慣れた人なら、

あたかもぱっと見て、ぱっと4隅の意味が入ってくると

自分の感覚を勘違いしてしまうかもしれません。。。




眼球を動かそうと意識するのではなく、

周辺視野の状態で、

『 意識点 』の移動させようとすると、

視線の動きは、

中心視野の状態の時と比べると、ほとんど動かないと思います

視線を動かす距離(時間)が少なくなる上に、

視線を動かすより時より、『 意識点 』は高速で動きます。

また、

視界が切り替わらないため、切り替わりに要する時間も発生しません。

結果、速く読めます



別の見方をすれば、

これまで使ってこなかった周辺視野に、

認知力を付けさせる意識付け(訓練)とも言えます







『 意識点 』の動かし方に慣れてくると、

これを『 意識面 』として拡げることで、

意味を広く捉えることができますし

連続的に意味を拾える世界が待っているのです



ここ

で紹介している、速読習得のためにもっとも大切な訓練である、

高速視線移動訓練も、

『 眼球 』を速く動かそうとすることは卒業して、

周辺視野の状態で、10本の指を視野に入れながら、

『 意識点 』を出来るだけ速く動かす訓練に

ステップアップしてみてください


眼球を1行1行一生懸命なぞっていって、

ようやく1分3000文字などという速読から脱皮した、

新たな境地が見えてくるかもしれません






『 意識点 』という造語がピンとこなければ、


周辺視野状態を維持して、本の見開き2ページを捉えたまま

( ↑ これは重要
 
イメージで、

おでこから発射されたレーザー光線が活字の上を通っている間に、

意味を拾おう
としてみてください


もしくは、

体からドラゴンボールのような『 気 』が出ているとイメージして、

その『 気 』が、腕のようになり、

ジョジョの奇妙な冒険のスタンドのように、

文字に触っている間に意味を拾おう
としてみても

良いかと思います