文章の意味を理解するのに、
音読したりや、心の中で声を出さないと理解できない
という思い込みから徐々に離れて行くようにしましょう。
音読したり、黙読も心の中で音声化してするから
意味を理解できるのでは無い
と理解して初めて、
音声化せずに理解できる回路作り
に目を向けられるようになると思います。
音読する機会というのは、小学校や中学校の時に
あったと思いますが、音読していてもまったく
意味が頭に入ってこなかったという経験がある人は多いと思います。
また、心の中で音声化しながら黙読している時も、
うわの空の状態では頭の中に意味が入ってこなかった経験が
ある人も多いと思います。
うわの空になっていることに気がついて、
本に意識を向けると、再び文章の意味が理解できるように
なると思います。
どちらの場合にしても、『意味を理解しようとする意識』と
つながった時に初めて文章の意味が頭に入ってくるのです。
速読では、
音声化をできるだけ小さくしていく(完全に無くす必要はない)ので、
音声化だけでは『意味を理解しようとする意識』に、
つながりにくくなります。
『意味を理解しようとする意識』につながるために、
音声化を補助するための方法が必要となりますが、
その補助的な道具が、映像化です。
速読トレーニングに、右脳を鍛える映像的な訓練が
あるのはそのためです。
音声化するから意味を理解できるのではなく、
『意味を理解しようとする意識』につながる方法の一つに、
音声化があることを理解してください。