フォトリーディングのミカン集中法

著：ポール・R・シーリィ
監督：神田昌典

あなたもいままでの10倍速く本が読める

速読の眼といいますか、心のと身体の準備をするのに、

黄色い表紙でおなじみのフォトリーディングの書籍、

『あなたもいままでの10倍速く本が読める 』で紹介されている

『ミカン集中法』（書籍の８０ページ付近）というのが、

とても参考になり、よいかと思います。



ミカン集中法とは

　後頭部に意識を置き、

　読書のための大きな視野（周辺視野優位状態）をつくり、

　読書に対する明確な目的を持ち、

　　読書に最適な状態に入るための、

　　心と身体の準備をするためのテクニックです。




私の趣味は武道なのですが、

武道の世界でも、練習前の瞑想で、

大きな視野の場をつくるために

『　ミカン集中法　』に似たものがあります。

『　ミカン　』ではなく　『　水の入った器　』で行ないます。

頭の上に、水の入った器を想像して、

その水がこぼれないようにバランスをとり、意識を集中します。

そして、その水が、器から浸透して、

頭からまっすぐお尻にかけておちてくる（背筋がまっすぐである）

のを想像し、水が身体の隅々に行き渡ることを想像します。

とてもさわやかで、心が落ち着きます。




どちらでも良いので、

これらの意識を保持したまま、読書をするようにすることが、

速読のための『　心と身体の準備　』になろうかと思います。

橘遵の『ひと晩5冊の本が速読できる方法』

著者：SP速読学院院長　橘　遵（たちばな　じゅん）
著書：『ひと晩5冊の本が速読できる方法』

は、本当におすすめの速読書籍ですので、
速読を独学で習得されたい方は是非一読されるのをおすすめします。

この『ひと晩5冊の本が速読できる方法』の特出すべき内容は、


速読の際の視線の動かし方です


周辺視野での速読を何となくこのサイトで
認識されて、当サイトで推奨する高速眼球訓練を丹念に行なわれた
方がこの書籍を読まれると、
速読感覚のコツを掴むことが出来る方もいらっしゃるかもしれません。


特出すべき視点の動かし方の紹介
（注：下記ページ数は私の持っている発行版のページ数です）

P168
　視線をジグザグに動かす『順逆読みトレーニング』

P171
　複数行を一目で読む『８の字読みトレーニング』

P175
　楕円（だえん）を描くように視線を滑らせる
　『らせん読みトレーニング』


周辺視野の目の動かし方が分かって来たら、
順逆読みから、８の字読み、らせん読みといろいろやってみたら
良いと思います。

私の現状の読み方は、
この書籍で言うと、らせん読みには到達していると思います。


どの読み方にしても、
周辺視野を用いて視線を動かすことが大切です。

通常の読書にとらわれて、
周辺視野の読書を手に入れかけているのに、
相変わらず一行ずつ視線を動かして早く読もうとしている方に
とっては、なるほど的な視線の動かし方になると思います。

周辺視野での読書（すなわち速読）の場合、
視線をぐちゃぐちゃに動かしても内容を理解できるのですが、
視線の動かし方には無駄が無い方が、より良いです。

ワンパターンに一行ずつ視線を動かしている方は、
是非、この本で取り上げられている視線の動かし方に
挑戦してみてください。


記述に、
視線を下から上へスライドさせると書かれている箇所も
ありますが、

視線を下から上へスライドさせるだけであり、
文書を下から上へ読むわけではありません

（種々、書籍や、速読教材にも記述されている
　内容ですが、この認識はとても大切な情報だと思います。）


当サイトでも、時間をかけて、
速読の視線の動かし方には触れていきたいですが、
市販の書籍の中で、
ここまで視線の動かし方に言及している書籍はありません。

是非、ご一読の上、実践してみてください。
ご発展をお祈りいたします。



ちなみに、この書籍、
どういうわけか、置かれていない本屋が多いように思います。
探しても見つからない方は、
本屋で注文するか、送料無料なので、
Amazon（アマゾン）で注文するのがてっとり早いかと思います。